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『食の過ごしかた』
久しぶりに手の込んだ料理を作った。 ちゃぶ台にはてんこ盛りの中華風唐揚げ、ひき肉のピリ辛スープ、主食のご飯と付け合わせサラダがぎゅうぎゅう詰めに並び、賑やかな食卓となった。 レシピ動画を確認し、じっくり漬け込んだ鶏肉に衣を纏わせ熱々の油で揚げ焼きに。ジュージューと香ばしい音...

ユウキ サクタ
2022年8月8日読了時間: 3分


『定点観測』
今朝、自宅の部屋の窓から、外の景色をじっくり見てみた。毎朝起床して真っ先に窓を開ける。東向きの窓からは、1日の始まりを知らせる直射日光が熱を帯びて飛び込んでくる。あまりの暑苦しさに目覚まし時計が鳴るよりも、この日差しで叩き起こされた。寝起きの瞼を擦って天気を確認、今日も今日...

ユウキ サクタ
2022年7月28日読了時間: 2分


『音色と言語』
先日初めて、Predawn のライブを見に行った。ライブハウスにしては珍しい(のかな?)、天井にシャンデリアのぶら下がるこじんまりとした空間で、ドーム球場でのライブや芸術センター大ホールでのコンサートと比べるとシンプルな舞台セット。...

ユウキ サクタ
2022年7月23日読了時間: 2分


『金銭感覚』
初めて‘お小遣い’をもらったのは、小学校1年生の頃。夏休み課題で制作したアイデア貯金箱(馴染みのある人はいるでしょうか?)の竹貯金箱を活用したくて、おねだりした記憶がある。 100円玉や10円玉をちゃりんと入れていき、貯金箱がどんどん重みを増していくのをわくわくと実感してい...

ユウキ サクタ
2022年7月17日読了時間: 2分


『長子の特権』
私は3人兄弟の一番上。同じ様な立場の人と長子ならではの大変なこと、不満に思うことなどを語り合って盛り上がる時がよくあるが、個人的には特をしているなあと感じる瞬間も多い。 私には2人のひいおばあちゃんとの記憶がある。 母方の祖母の母である曽祖母と、つかまり立ちを覚えたばかりの...

ユウキ サクタ
2022年7月10日読了時間: 2分


『溢れる色彩』
美術館やギャラリーで作品を鑑賞するとき、真っ先に目に留めるのは作品を彩る色彩だ。鮮やかな蛍光色を放つ作品、渋めの落ち着いたカラーの絵画、彫刻や陶芸の木材や漆、釉薬といった素材感を生かした色。 ‘色覚’は様々な観点で捉えられる概念の一つ。...

ユウキ サクタ
2022年7月6日読了時間: 3分


『意図しない完成形』
京都で暮らすようになって早3年、ただいま4年目を更新中。引っ越し当初は「京都の観光地いっぱい行くぞー!」と張り切っていた。 清水寺、八坂神社、東寺、仁和寺、三十三間堂、京都市動物園、京都水族館、鉄道博物館、京都市京セラ美術館、京都国立博物館、京都国立近代美術館、京都府立植物...

ユウキ サクタ
2022年6月23日読了時間: 3分


『'ちょっとひと手間'音楽鑑賞』
先日堂島リバーフォーラムにて開催されていた、3日間限定のZARD MUSEUMに足を運んだ。最近この施設にご縁があるなあ、と思いながらMUSEUM鑑賞を楽しんだ。ライブの写真やCDジャケットのロケで使った「ジャガー・Mk2」という車、それぞれのシングルCDで着用していた衣装...

ユウキ サクタ
2022年6月19日読了時間: 2分


『オールオーバー』
最近は地面にお絵描きをする子どもをあまり見かけない。土のある場所が少なくなっている事はもちろん、清潔感を保つ意識の向上や、外遊びの内容の変化など複合要素が積み重なり、いつのまにか地面はキャンバスの役目を担わなくなっている。...

ユウキ サクタ
2022年6月11日読了時間: 2分


『矛盾した正解』
世界には、明確な答えのない問いかけがいっぱいある。アトリエでまっさらなキャンバスを眺めながら、これまでに受け取った作品批評を振り返る。全く逆の評価をもらった時には「そんなのどうしたら良いんだ!!」と半ば自暴自棄になった事も数知れず。...

ユウキ サクタ
2022年6月2日読了時間: 2分


『たった一言』
『またね。』 別れ際に交わすこの言葉は、「さようなら」や「バイバイ」と比べると、とても気軽にやりとりできる言葉だ。でもその一瞬から、自分の今生きている時間がどんどん遠ざかっていくにつれ、ものすごく重みを増してくる一言かもしれない。...

ユウキ サクタ
2022年5月26日読了時間: 3分


『'匂わせ'技法の起源』
様々なSNSが発展している今日この頃であるが、どの媒体においても必ず話題になる『匂わせ』についてちょっと考えてみた。 匂わせ:サ行五段活用動詞「匂わす」の命令形、またはサ行下一段活用動詞「匂わせる」の連用形、その連用形が名詞化したもの。明言せずにそれとなく気づいてもらえるよ...

ユウキ サクタ
2022年5月21日読了時間: 2分


『クレアおばさん in Deutschland』
最近ドイツ語の勉強をおさぼり気味である。 3ヶ月ぶりくらいにテキストを開いたら、以前はすっとイメージが湧いていた単語が分からなくなっている始末だ。 さて、こんな万年初心者なドイツ語力であるが、忘れられない新鮮な画像が湧き上がる言葉がある。...

ユウキ サクタ
2022年5月13日読了時間: 2分


『オタク暮らし』
4月29・30日とGARNET CROWのデビュー20周年記念イベントで、大阪の堂島リバーフォーラムへ行ってきた。(このバンドについては、しつこいほどに過去のエッセイで語っているので割愛する。) 何を隠そう、彼らの活動当時のライブには一度も参加できなかったため、今回が初めて...

ユウキ サクタ
2022年5月8日読了時間: 3分


『心の存在場所〜雪女についての疑問〜』
心は体内の何処にあるのだろう。 当然胸の中だろう、いやいや頭で考えるのだから脳だろう、足元にあるという説も聞いたことがある。 『雪女の子ども達はどうなったのだろう?』 唐突に思い浮かんだ気になった事。 何の脈絡も前後の関連性も無く、心の中で急に湧いてきた疑問だ。気になって気...

ユウキ サクタ
2022年4月30日読了時間: 2分


『インプット』
うさぎ、ぞう、きりん、つる。これは幼い頃から認識している動物たちだ。そして彼らには共通の特徴がある。 耳が長い、鼻が長い、首が長い、嘴が長い。みんな身体のどこかが突出して長い。保育園での日常のひとこまで、 「この影は誰かな~?」 「ぞうさん!」...

ユウキ サクタ
2022年4月21日読了時間: 2分


『音の聴き方』
4月1日に河原町にある丸善書店で本をまとめ買いした時、ちょうどイベント期間中だったようでスクラッチくじを引いた。 こういったくじ運は昔から悪く、大抵ハズレや参加賞などおまけの景品を貰うことが多かった。 ——のだが。 「わあ!おめでとうございます。A賞です!!」...

ユウキ サクタ
2022年4月18日読了時間: 2分


『出現』
ハイデンバンにある壊れた花壇を修理して、新たな菜園をスタートさせようと土を耕していた。秋からずっとほったらかしにしていた土は表面がカラカラに乾いていたが、掘り進めていくとしっとりした柔らかな土が顔を出し、無数の落ち葉も紛れ込んでいた。これはこのまま腐葉土になるのかな?...

ユウキ サクタ
2022年4月9日読了時間: 2分


『Myアトリビュート』
アトリビュート。美術用語では伝説・歴史上の人物や神話の神々と関連づけられた持ち物を指し、その持ち主を特定する役割を果たす。持物(じぶつ)とも言う。聖母マリアなら百合、ギリシア神話のゼウスなら牛や雷などが有名だ。絵画を解釈する時、人物の周りに何があるか、何を持っているかなどを...

ユウキ サクタ
2022年3月31日読了時間: 3分


『絵と文字の音声再生』
安野光雅さんの展覧会に行ってきた。展覧会会場は学校の教室のような雰囲気と展示動線で、こくご、さんすう、おんがく、えいご、りか、しゃかい、それぞれのキーワードで作品を展開していて、安野さんの郷愁に満ちた優しくも摩訶不思議な世界を構築していた。...

ユウキ サクタ
2022年3月27日読了時間: 2分
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