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『冬の空気感』
個展の搬出作業のため、久々に早朝から外出した。 自宅から最寄駅までの道のりは何度も見てきた景色。気温がぐっと下がって、道行く人がコートやマフラー、手袋などに包まれてモコモコと歩いている。特急電車乗車を目指す人は、小走り、駆け足、全力ダッシュで駅を目指していた。天気予報で晴天...

ユウキ サクタ
2024年12月20日読了時間: 2分


『ルーティンの再構築』
子どもが生まれてから生活スタイルがガラッと変わった。作業のために夜更かしする時もしばしばあったのに、22:00前には就寝するようになった。どちらかといえば制作中心で成り立っていた暮らしのルーティンが、いつの間にか子ども中心に組み替わっていた。...

ユウキ サクタ
2024年12月12日読了時間: 2分


『二次創作』
コミケの季節がやってきた。とは言っても実際に行ったことは一度もないのですが。 8月と12月に開催される同人誌即売会、ネットニュースやSNSでも毎年大きな話題となっている。海外でも「KOMIKE」の言葉は周知されているほど。同人誌と銘打つだけあって、作品は主に漫画やアニメの二...

ユウキ サクタ
2024年12月5日読了時間: 2分


『ちいさすぎる秋』
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた さて今年は見つけただろうか?10月に入っても部屋では冷房が稼働していて、かと思ったら下旬には寒さが押し寄せ、暖房を大急ぎで手入れして使い始めていた。そして今は、起床してすぐにエアコンのリモコンを掴んでボタンを押し、暖かい空気を循...

ユウキ サクタ
2024年11月28日読了時間: 2分


『子泣き坊や』
10月上旬に息子が誕生しました。 何でもない平凡な日にちが、その時を境に特別記念日となった。近所の産婦人科を退院してから、今までと違うニュアンスを纏った怒涛な日々を過ごしている。(徒歩圏内に産婦人科がいくつもある事に少々驚いた。子どもが多い地域だが、こうした環境が整っている...

ユウキ サクタ
2024年11月21日読了時間: 2分


『外と内の逆転現象』
ようやく猛暑の日々から抜け出して、直射日光を和らげるように秋らしい風が吹いている。昼間に外出する時も、熱中症や日焼け対策を敏感に気にする必要が無くなってきたのは楽ちんなことだ。ここ最近続いた秋雨の影響でさらに気温が下がり、窓を開けて風を通すと部屋の奥まで涼しげな空気が運ばれ...

ユウキ サクタ
2024年10月5日読了時間: 2分
『ぽっこん遊び』
「ぽっこん」という響きで懐かしさを覚える人はどれくらいいますか? 小学生の頃に流行っていた遊びについていろいろ話す中、相方が「ぽっこん」について熱く語っていた。 20年以上前、学校給食で提供されていた牛乳瓶の蓋がまだ紙製だった頃、この蓋を使ったちょっと変わった遊び風景があっ...

ユウキ サクタ
2024年9月29日読了時間: 3分


『言葉遊び』
『人生の半分を損している。』 このような表現の文章や会話に時たま遭遇することがある。よくある誇張表現の一つだが、いまいちピンとこない言葉だなあという印象が拭えない。最近見かけたものでは、「釣りを知らないのは人生の半分を損している。」という宣伝広告。目立つ場所に大きく貼られた...

ユウキ サクタ
2024年9月22日読了時間: 2分


『オムライス探報』
自宅から徒歩10分程度のところにあるオムライス屋さん。月~土曜日のランチタイムだけの営業のため、アトリエ通いの日々だとなかなか食べに行く暇がなかったのだが、先日久々に出向いてオムライスセットを注文した。 トッピングに好きな洋食が一品、オムライスにかけるソースも選べて、その日...

ユウキ サクタ
2024年9月13日読了時間: 3分


『月の色彩』
この時期になると、日常のちょっとした光景の中に兎と黄色い月を組み合わせた絵を見つけることが増えていく。スーパーのお菓子コーナーはもちろんのこと、商店街の飾り付けや飲食のチェーン店でもお月見にちなんだ期間限定商品が毎年登場している。...

ユウキ サクタ
2024年9月6日読了時間: 2分


アイデンティティ
先日アトリエの片付けをしていたら、大学院時代のゼミで収集した100枚写真が発掘された。実家からかき集めた写真やiPhoneに収まっていた画像を印刷して、確か「色彩」をテーマに厳選した100枚を披露した記憶。そのうちの1枚が描画材の散らかった机の上から出てきた。...

ユウキ サクタ
2024年8月30日読了時間: 2分


『お米不足』
最近お米が不足しているそうな。スーパーのお米コーナーの様子を覗くと、レトルト食品の「サトウのご飯」やパックの切り餅が置いてあるだけで、キログラムで売られているお米が売り切れの状況だった。寂しげな商品棚を少しでも賑やかにしようとしたのか、インスタント味噌汁や味付けのりが強めの...

ユウキ サクタ
2024年8月22日読了時間: 2分


『夕立とゲリラ豪雨』
最近夕方になると、途端に天気が崩れて夕立になることが多い。いや「夕立」よりも「ゲリラ豪雨」と称される事が多いように思う。 朝方、突き刺す日差しから身を守るために生活必需品となりつつある日傘を差してアトリエへ向かっているが、その時の空は真っ青と真っ白の二色刷り。暑いというより...

ユウキ サクタ
2024年8月9日読了時間: 2分


『クロスオーバー』
クロスオーバー……異なる要素がお互いの境界線を越えて交じり合う事。ストーリー、分野などが混合する事。主に音楽において、ジャズやロックなどジャンルの垣根を越えて音楽性を融合させるスタイルを指す用語として使われている。 とはいうもののクロスオーバーの定義は音楽に限られたものでも...

ユウキ サクタ
2024年8月1日読了時間: 2分


『お祭り観察』
祇園祭や天神祭の季節がやってきました。あいにくと許容量を超えた人混みが苦手なため、祭りへは滅多にお出かけしない。 ただ先日、自宅近くの小学校にて地域の小さなお祭りが開催されていて、久々にお祭り気分を味わってみたい欲に任せて足を運んでみた。グラウンド中央に遊具と同じくらいの小...

ユウキ サクタ
2024年7月25日読了時間: 2分


『宣伝広告』
京阪電車内の広告で最近よく見かけるようになったのが、四国を走るアンパンマン列車の宣伝だ。原作者のやなせたかしさんが高知出身であるご縁から、アンパンマンの大きくデザインされた電車が四国の線路を走っている事は昔から有名なお話。(実は子供の頃、家族旅行でアンパンマンミュージアムへ...

ユウキ サクタ
2024年7月18日読了時間: 2分


『本散策の思い出』
「百年の孤独」の文庫版が出版されました。ハードカバーの本は以前から本棚に仲間入りしているのだが、この度ずっと探し回っていた文庫版もようやく購入できた。今年6月26日に新潮社から発売されたばかり。世界的ベストセラーでありながら、今まで文庫化されていなかった事に少し驚いた。どお...

ユウキ サクタ
2024年7月11日読了時間: 2分


『お別れケーキ』
悲しい事に近所のケーキ屋「リンデン・バーム」が先月末に閉店してしまった。このエッセイにも何度か登場しているケーキはどれもこのお店で買ったもので、誕生日やクリスマスの時期によく愛用していた。 お散歩コースの道を歩いている時、お店の前に貼り出してある手書きのお知らせが目に留まっ...

ユウキ サクタ
2024年7月4日読了時間: 2分


『謎めいた落とし物 その2』
落とし物、と言えるのか謎なものをまた自宅近くで発見した。 マンションへ入る手前の小さな路地の片隅に、老舗醤油メーカーであるキッコーマン商品のこいくち醤油が二本、くっつき合って佇んでいる。梅雨入りする前には既に置かれていて、先日の雨にも打たれたおかげで水滴がびっしりとついてい...

ユウキ サクタ
2024年6月27日読了時間: 2分


『記された感情』
ただいま制作の資料探しのため、図書館で借りた万葉集の解説書を読んでいる。全二十巻、現存する最古の歌集として学校でも習った記憶がある。各巻それぞれ特徴が異なっているようで、ざっくりとした解説から特に興味を抱いたのは巻十三、十四巻。十三巻に収められている全ての作品は読み人知らず...

ユウキ サクタ
2024年6月20日読了時間: 2分
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