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『センチメンタルチーズケーキ』

近所の地域密着型スーパーマーケットには、老若男女様々な買い物客が出入りしている。大人数での買い物を控えるよう促すポップや看板を見かけるようになって、早一年が経過した。 その効果もあってか一人で買い物をする小学生を見かけることが多くなった。玩具付きの駄菓子をお小遣いから計算し...

『箱作りワークショップ』

作品が1点めでたくお嫁にゆくことになり、この機会にハイデンバン作家さんの一人から作品用の箱作りを教わった。 「「よろしくお願いします!」」 15時、板状の段ボールを作業テーブルに乗せワークショップ開始。 「小作品なら直接作品を合わせて展開図の型を取った方が確実ですね。」...

『黙食文化』

先日どうしても、どうしてもチーズナンが食べたくなった。それも淀にあるインド・ネパールレストランのチーズナン限定で。 散策スケッチの帰り道、お店の灯りを確認。このご時世の中、ささやかにお店はカレーの仕込みをしてくれていた。 「いらしゃいませ〜。ドゾー。」...

『逆転現象』

だんだんと春らしい陽気が淀周辺にも芽吹き、歩いてると少し汗ばむようにもなってきた。ハイデンバンも太陽光からの入射角が高くなり、日照時間が刻一刻と長くなっている。 が、ここ最近奇妙な現象が起きている。私の住居兼アトリエ部屋は2階にあるのだが、朝10時頃に夜勤から戻って扉を開け...

『此処は私の居場所じゃない』

再び、‘不要不急の外出自粛’の雰囲気が漂い始めている。 先週4月9〜12日の日程で、私は神戸へツーリングの旅へ出た。一応の目的は、六甲山で行われる現代アート展覧会の公募展示会場下見会。 京都から神戸へは、大阪府を横断するルートで向かう。こんな時に3つの府県を往来するなんて…...

『言葉の綾〜初心者〜』

‘初心者向け’という言葉を、鵜呑みにしてはいけない。 4月から朝の珈琲は、フレンチプレス器を使って淹れている。フランスで流行したからフレンチプレス、という語源の由来があるらしい。 この淹れ方の特長は、珈琲豆本来の味がストレートに出ること。ハンドドリップではフィルターなどに吸...

『26歳、こんにちは』

年齢で括ることは好みではないのだけど、エッセイ目標日に設定してる木曜が、今週たまたま自分の誕生日だったので、少しだけ齢を語りたいと思います。 4月1日付で26歳になりました。 まずは、無事に一年生きられたなあという気持ちがあります。特に2020年の世界を覆っていた出来事を振...

『音を撮影した』

生憎のご時世だが、外へ散歩に出かけて春の欠片を見つけることが楽しみになっている。 お馴染みの桂川には鶯、淀駅前には梅の木がある。 また淀水路には、伊豆の河津桜をルーツに持つ桜並木がある。(2002年に2本の苗木を貰ったらしい。今では300本以上もの桜が生長し、地域住民だけで...

『我慢できずにパフェ食す』

四条烏丸〜河原町通りは、京都に移住してから最も利用する通りの一つ。ギャラリーや美術館へのルートを検索するときも、この通りを基準に大体の方角を把握して、元気が有り余っているときは徒歩20〜30分の距離ならテクテクと歩いている。...

『やっぱりふるさと』

先月末に一泊二日だけ実家へ帰省した。前日までバイクツーリングを楽しみながら向かおうと模索していたが、ドンピシャに雨模様が空を覆ったためお馴染みの高速バスを利用した。 雨滴がバスの窓ガラスに模様を描き、外の景色はぼやけているものの、見覚えのある風景へと徐々に移行していく様はは...

『引き寄せの法則』

アーティストフェア京都に行って来た。 ハイデンバンからも複数の作家さんが参加しているこのアートフェアは、意外にも歴史は新しい。今年は4回目の開催。 知り合いの特権フル活用で招待券を貰い、事前予約して会場へ向かった。予め予約が必須となったのは混雑を避けるため。...

『カレー散歩』

2021年になってから‘カレー’を食べる機会に恵まれている。ギャラリーや美術館近くなど、馴染み深くなっている京都市内の通りには多くのカレー屋さんが軒を連ねていた。淀駅前の商店街にも一軒、インドカレーのお店がある。 また、職場のホームでもウインナーチーズカレーなるものをリクエ...

『ウルム探検』

伊集院静さんのエッセイ「旅行鞄にはなびら」を図書館で見つけて手に取ってみた。伊集院さんほどではないが、私も旅を何度か満喫してきて、その場でしか味わえない臨場感や風景の香り、其処で暮らす人々の目線や顔触れについてのお話がものすごく共感できる一冊だった。ちなみにヨーロッパの美術...

『イメージの源泉』

お菓子作りにはげむ女性というと、どんな姿を思い浮かべるだろう。 時々思いつくままにケーキやクッキー、和菓子などを作ったりしているのだが、自分がお洒落で清潔なシステムキッチンの前に佇み、テキパキと華麗にクッキングしているイメージはどうも思いつかない。...

『JUDY3点セット』

先週末、注文したGARNET CROW20周年記念物販が届いた。10年以上聴いているお気に入りバンドのグッズに惜しみなく課金できる喜びを噛み締め、段ボールの宝箱を解いていく。 Tシャツにパーカーにマグカップ。どれも毎日使うもので、手に取るたびに音楽の世界観や色彩を感じられそ...

『無くし物』

『あんたってよく物無くすねえ。気いつけなあかんで。』 幼い頃から何度も注意されてきたにも関わらず、つい先日も大きな落とし物をしてしまった。 月曜日、この日は先週の寒さが嘘のようにぽかぽか陽気なお天気で、鼻歌まじりにバイクを運転し職場に向かっていた。ただ、念のため掌サイズの湯...

『ぽかぽか3℃』

「今日は少し暖かいね。」 とある朝のハイデンバンキッチンにて、作家さんと世間話をしていたときに出てきた一言。 ちなみにこの時の温度計は3℃を示していた。 全国的に寒波が押し寄せた年明け、水道の水だけでなくラックに保管してあった珈琲豆が凍ってしまう現象に出くわした。「天然冷凍...

『風物詩』

制作の息抜きにいつもの桂川沿いを散歩していると、向こう岸の駐車場の上空に小さな小さな白い小鳥が弧を描いていた。よーく目を凝らしてみると、足元は何やら糸で地面から引かれているようで、決まった航路を旋回するようコントロールされているようだった。...

『真実を綴る』

‘アンデルセンのメルヘン大賞’の童話公募に駆け込み応募した。ほぼ一夜漬けという学生時代と変わらぬやり方で仕上げた作品を、一般公募で人様に送付する行為を新年早々やってのけた。(客観的に見ても褒められたやり方ではない。2021年一つめの反省点が早速できた。)...

『言葉の森』

バイクに乗るときに心掛けていることがある。 1年の締め括りとなる大晦日。今までは三重県の祖母宅にてお餅をついたり、鏡餅を作ったり、年越しそばを食べながら年末の特番をゆったり見て過ごすことが多かった。 が、今日は仕事のシフトが割り当てられ、まさかの職場ホームにて年越しをする事...

エッセイ: Blog2
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