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『ご縁は続くよどこまでも』

5月からシェアアトリエの一室を借りている作家さんと、久しぶりに会って話をした。もうすぐ名古屋のギャラリーで二人展が始まるようで、「お互い頑張りましょう!」とDMを交換した。 「学部は名芸だったんですか?大学院で同じアトリエだった子が名芸出身だったんですよ。」...

『メモリーズ』

《思春期》と言われる時期に夢中になったものは、後々のアイデンティティを構築する重要な要素となるのではないか?? 先月の出来事だ。 「そういやさくちゃんの好きなバンドやっけなあ、再結成?かなんかでトレンド上がってたな。」 ——なんですと? 天地がひっくり返るほどの衝撃!...

『クックドローイング』

健康を考えて、意識的に食物繊維や粘り気のある食材を買うようになった。 (健康診断で一部よろしくない結果が剥き出しにされたというのもある……。) シェアハウスのキッチンスペースは以前住んでいたアパートよりもずっと広い。調味料、食材、調理器具、レシピ本、すぐに検索できるようiP...

『あ』

今日はどんな食事を作ろうか。ちゃんと栄養バランスも考えて、でもそれぞれ好き嫌いもあるし、大量に作ると余るし……。 仕事場のホームへ向かう前に立ち寄るスーパーにて、悶々とメニューを思案していた。 夕食の献立材料の買い出しは仕事内容の一つ。予算内で決められた時間までに人数分の料...

『記憶の音』

今住んでいるシェアアトリエ兼シェアハウスには様々な木工道具があり、DIYはもちろんキャンバスの木枠やパネルなど、作品制作の土台作りには最適な環境が整っている。 ある朝、電動のこぎりの音が聞こえてきた。 眩しい日光が照りつけ始める時刻。外では1人の作家さんが黙々と木工作業をし...

『【枠の話】』

「絵のサイズってどうやって決めてるんですか?」 去年の初夏、あまり会話したことのなかった後輩と初めて制作についてがっつり話をしていたとき、こんな話題になったのを思い出した。 「モチーフは一貫してるのにキャンバス木枠は手作りして、作品ごとにスケールや縦横比も変わってるから、ず...

『春はニャンコ』

本格的に京都市民になるべく、住民票の変更手続きをしていたときのこと。 新しい日々を迎える準備のため、この時期は様々な人が市役所を訪れていて、文字通り受付の向こう側はてんてこ舞いのご様子。 仕方がない、気長に待つさ。 書類に必要事項を記入し提出して、ロビーのソファに腰掛けなが...

『日常の中の美術批評』

私が在籍していた大学院のゼミは「畳ゼミ」と呼ばれていました。 理由は簡単。先生の研究室は「机と椅子」ではなく、畳6枚を敷き詰め「卓袱台と座布団」が置かれた空間だったから。 此処で、前期畳ゼミは『日常の中の美術批評』をテーマに一人一人が作文(エッセイ)を持ち寄り、発表し、それ...

ブログ

摂津峡公園散策中に見つけた洞穴 2019.09.15 撮影

エッセイ: Blog2

©2020 by 作田優希。Wix.com で作成されました。

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