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『風邪記録』

  • 執筆者の写真: ユウキ サクタ
    ユウキ サクタ
  • 1 日前
  • 読了時間: 2分

先月半ばから家族総出で体調不良となりました。

無事に個展の作品搬入までこぎつけてほっとひと息ついたタイミング。まず息子が保育園から38.3℃の熱で呼び出しがかかり、数日間鼻水と咳と熱をまき散らしながら、謎のハイテンションで部屋中を歩き回っていた。子どもというのは多少の高熱ではへこたれないのだろうか。いつものようにお気に入りのおもちゃや絵本を引っ張り出して、本来の用途とはかけ離れた独自の遊びを満喫していた。「良薬は口に苦し」を諭しても右から左へスルー。全力で逃げまくる。毎朝・夕の薬時間は、元気な時に一緒に遊ぶよりも体力を消耗した。

次は健康優良児のお手本のような相方が、息子から風邪をうつされ鼻水と咳と頭痛に悩まされていた。季節の変わり目は誰もが体調を崩しやすいが、子どもの体内で鍛えられパワーアップした風邪はいろいろと厄介だ。咳で喉を痛め声が発せられない症状も出て、普段の意思疎通のための会話もままならなかった。それでも熱がなかったのは不幸中の幸い。ジョークで渋い声色を持つ友人の物真似を披露するくらい、心の余裕はあったらしい。

2人から少し遅れて、私にも風邪の症状が現れた。くしゃみ、鼻水、鼻づまり。毎回私の風邪は鼻周りを中心に心身を抉ってくる。だが今回はそこに追加で、咳の症状が酷かった。ところ構わず突発的に激しい咳が止まらなくなり、呼吸をするのも一苦労。さらに咳き込み過ぎて相方と同じく喉を酷使してしまい、声が全く出なくなった。これはまずいと思い、内科に駆け込むも症状を訴える時にも普段通りの声を発せられず、もどかしい思いをした。(お医者さんはいろいろと察してYES・NOで答えられるような問診をしてくれた。)

この咳がなかなか厄介で、就寝する時も夜中の睡眠中でさえも発作的に症状が出て、ただでさえ体力が落ちているのにさらに輪をかけて睡眠不足に陥るという悪循環だった。隣で寝てるはずの息子が(ひと足先に回復済み)、うるさいなあ…と言わんばかりにぱちくりと目を開けてじーっと見ていた時は肝を冷やした。

2週間ほど、我が家で風邪シーズンが吹き荒れていた。これから本格的な冬将軍が到来する。手洗いうがいの予防策でどこまで防御できるだろうか……。

今回の風邪による収穫は、近所の内科の建物が古い日本家屋を改装した変わった作りをしていていたこと。土間や渡り廊下を通って診察に案内されるという一風変わった雰囲気の病院だった。誰かのお家を探検しているような感じがして面白かったです。また風邪をひいたら此処にお世話になる予定。



 
 
 

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