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『ご縁ケーキ』

  • 執筆者の写真: ユウキ サクタ
    ユウキ サクタ
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

すっかり国民的一大イベントとなったイエス・キリストの生誕祭。宗教イベントのいいとこ取り。特にクリスチャンでなくても毎年ケーキやお菓子を食べたり、何か欲しいものを買ったり、とことん自分を甘やかす日の一つである。

先日、ちょっと嬉しい出会いがありました。

かつて行きつけだったケーキ屋さん(昨年閉店してしまった。)と同じ通り沿いに、バスクチーズケーキ屋sammoがオープンした。実はsammoさん、以前から今のお店と交差点を挟んだ斜め向かいのまぐろ丼のお店で、テナントをシェアして営業していたらしい。そう言われてみると、出入り口に立てかけられていた看板はなんとなく見覚えのあるデザインだった。

新店舗はガラス張りで、中の様子が外からでも分かるようになっている。カフェスペースに小さなテーブルが4つほどあり、ロングベンチが窓際に設置されていた。公園のベンチで寛ぐかのように、若いカップルがカフェデートを楽しんでいた。お皿へ横に寝かせて盛り付けられ、生クリームをトッピングされたバスクチーズケーキと、そのチーズケーキよりも大きめカットなチョコブラウニー、そしてブレンド珈琲が2つ、仲良く湯気を上げてお店の暖かな雰囲気の演出に色を添えていた。

今回はプレーンのバスクチーズケーキ、紅茶のバスク、チョコブラウニーを一切れずつ、テイクアウトで注文した。

ベイクドチーズケーキの一種であるが、バスクといえば表面が黒く焦げるまで焼かれているのが特徴。一方、中は柔らかくしっとりとした食感で酸味も少なく口当たりが良い。ぱくぱくとリズミカルに食べ進められるが、材料に濃厚クリームチーズが使われているだけあって、完食した後の満腹幸福感は長時間続く。プレーン味と紅茶味の食べ比べもしてみて、チーズがベースにあっても紅茶の香りと甘さがしっかり生地に染み込んでいた。おまけのブラウニーもぎっしりと重みのある濃密さで、半分ずつの当たり分でもチョコ欲求が満たされた。

今年のクリスマスケーキは、思いがけず近所で見つけた新しいご縁。


次回はカフェで、オリジナルブレンド珈琲とフードペアリングしてみたい。


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