『おみくじ』
- ユウキ サクタ

- 1月10日
- 読了時間: 2分
毎年恒例となっている初詣の醍醐味は、新年の先行きを占うおみくじ。参拝を済ませた後、お守りやお札が売られている社務所にて料金を支払い、重たい筒状の容れ物をよ~く振って菜箸みたいな細長い棒を一本取り出す。先端に記された番号の紙を受け取って、わくわくわくと結果を読み込み一喜一憂する。
私の今年の運勢は「吉」。これまで大吉や大凶も引き当てたこともあるせいか、さてどんな反応をしたら良いのか一瞬迷った。ランキングで言えば可もなく不可もない立ち位置だろうか。
「衰えず、乱れず、心は春といきましょう」
今更おみくじや占いで告げられたことを、心の底から信じている人などいないかもしれない。(身も蓋もない。)それでも神社に行けばおみくじ、朝のテレビ番組終盤に流れる星座占い、六十干支による特性など……。科学知識や常識が入り込まないある種の偶然的な引き当てに、多くの人々は惹きつけられているはずだ。(かく言う私もその1人である。)
一緒におみくじを引いた家族は、私を含めて4人。そのうちなんと2人も凶を引き当てた。
「嘘やろ…。」
無神論者の最先端のような人でも、この「凶」の1文字に落ち込んでいた。全体の文脈を拾うと、様々な危機的状況が起きるけど信心深くしていれば運は開ける、と言った内容。上手いこと纏めたなと思った。ただ不穏な結果を突きつけるだけでなく、どうすれば良いのか当たり障りのない解決策を、ちょっと堅い表現で記して格式あるもののように見せている。特に今回は弁天さんが祀られている神社。少しだけ非日常感も醸し出している気がした。
おみくじには続きがあり、引いたそのおみくじは神社の境内やおみくじかけに結びつけるまでが定番の流れだ。これも理屈抜きのゲン担ぎ。おみくじを結ぶという行為は、境内の神様(此処では弁天様)と縁を結ぶ意味が込められているらしい。また、悪運を置いていくことで運が良い方向に転がる意味も持っている。今回、私以外の分はしっかり結んで置いてきました。(もちろんお持ち帰りするのも問題ない。)
偶然引き当てた1年を示す言葉書き。100%信じることはないが、ごくたまに振り返って生活スタイルを見直すきっかけにするのも良い活用方法。






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