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執筆者の写真ユウキ サクタ

『26歳、こんにちは』

年齢で括ることは好みではないのだけど、エッセイ目標日に設定してる木曜が、今週たまたま自分の誕生日だったので、少しだけ齢を語りたいと思います。

4月1日付で26歳になりました。

まずは、無事に一年生きられたなあという気持ちがあります。特に2020年の世界を覆っていた出来事を振り返ると、そう思わずにはいられません。現在進行形で続く状況も芳しくない。

それでも私は生きている。生きてまた一年、歳を重ねる事ができました。アンチエイジングだとか身体のケアだとか老害や劣化……‘老いる事は悪’みたいな風潮を感じる今日この頃ですが、それだけの時間を自分の身体に刻みこんできたと思うと、底抜けに安心して笑い皺が寄るほど大笑いしたくなるものです。

人生100年時代と言われる現代では、20代など、若輩で未熟者の枠に括られるでしょう。実際、自分が幼少期に思い描いていた20代と、今の自分を比較してみて、

「あれ?案外変わっていない……。」とため息をつくことが多いです。

ただ難しいところが一つ。26歳は確かに若輩者だけど、決して‘若気の至り’が許される年齢では無いという事実です。社会に出れば責任が問われます。一般的な会社では、部下や後輩がやってきて教える立場になります。罪を犯せば裁かれます。自分が起こした行為は、巡り巡って全部自分に帰ってきます。

でも裏を返せば、全ての取捨選択を自分の糧にする事ができます。


個人的に26歳は、人生をより豊かにする選択肢がたくさん転がっている1年なのかなあと思っています。(でもきっと、来年は来年で同じことを思っているような予感がします。)


年度始め。さて、どんな実りある1年にできるでしょうか?

一筋縄ではいかない毎日ですが、取り敢えずブルドーザーみたく開拓していこう。


いつの間にか潤沢になったコーヒーコレクションを並べ、ご挨拶。

「26歳、こんにちは。」




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