コミケの季節がやってきた。とは言っても実際に行ったことは一度もないのですが。
8月と12月に開催される同人誌即売会、ネットニュースやSNSでも毎年大きな話題となっている。海外でも「KOMIKE」の言葉は周知されているほど。同人誌と銘打つだけあって、作品は主に漫画やアニメの二次創作やファンアートが売り出されている。コミケに関する情報を目にする度、どうしても気になるのはやはり原作者の著作権。
「二次創作」はどうしても「著作権」と一緒に語られることの多い言葉だと思う。初めて二次創作の概念を知った時、よく知った物語にこんな世界線があるのかとか、こんなエピソードもあったかもしれない、こんな解釈をしてる人もいるんだ、など面白いものを発見した感覚でわくわくしたことを覚えている。ただ、その後大学で著作権とアートについての講義を聞いてから、少し疑問がまとわりつくようになった。
あくまでファンアートの延長で楽しむには問題なさそうだが、これに金銭授受が発生したらどうなるんだろう。イラストコミュニケーションサイトpixivでも様々な二次創作の作品が投稿されていて、誰でも気軽に見られるようになっている。(こちらのサイト、もちろんオリジナル作品も沢山投稿されていて、ここから作家デビューした人や有名になった作品も多い。)
では同人誌が売買されるコミケの構図は、原作者側はどう思っているのか。いろいろ流れる意見を要約すると「限りなくグレーだけど黙認してる」状態。そもそも二次創作をする人はその作品の大ファンであること、ファンの中でそうした活動が活発化すると、自ずと原作のコンテンツも盛り上がっていくことが理由らしい。確かに好きでもないものをあれこれ創作するわけないか。二次創作をする側、原作側それぞれの善意で成立している。既にコミケも文化の一つになっていて、活動の良し悪しをはっきりさせることも難しくなっている気がする。そもそも雑多にいろんなものを取り入れ許容する文化は、過去の歴史でも証明済み。敢えて曖昧にしておくことは日本独特の感覚かもしれない。
いつかコミケの空間に入ってみたいものだが、なかなかの下準備と覚悟がいるようで……。
ちなみに同人誌はコミックとらのあなという同人ショップでも販売されていて、以前相方がゲームキャラクターの二次創作同人誌を購入していた。まずは此処から足を踏み入れてみるのも良いか。

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