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整理整頓

  • 執筆者の写真: ユウキ サクタ
    ユウキ サクタ
  • 5月11日
  • 読了時間: 2分

整理整頓にも重要な考え方があるのを最近ようやく実感した。 

定期的にやってくるアトリエの混沌とした状況を改善するべく、キャスター付きの収納棚を購入したのだが、これがすこぶる使い勝手が良い。場所移動も簡単にでき、絵の具チューブを色彩ごとに分けて仕舞えば行方不明になることもない。また床に散らばっていたオイルも一ヶ所にまとめることができて危険エリアが小さくなった。これだけでも大収穫だが何より大きな変化は、心なしかアトリエ空間が広く感じられたところだろう。ベビーベッドや大きな机、大作用木枠が溢れてる場に収納棚を3つも追加したにも関わらず、床面積が以前よりも広く見え、すっきりした印象になった。床に敷いてる作業用シートはこれまでの制作過程の足跡をつぶさに残しているが、片付いていると小洒落た模様のように錯覚するから不思議だ。

収納技術や限られたスペースの使い方は、大学のアトリエで散々身につけてきたはずだった。でもどうやら一番肝心な点を理解していなかったようで…。

「無造作に床に散らばってるより、収納ケースを用意してちゃんと整理した方が広々使える。」

収納ケースや棚があると、どうしてもその分のスペースが削られてしまって、貴重な制作場所が狭くなるのではないか?という懸念があった。ところが実際どうだろう。描く作品のそばに絵の具をまとめて移動させられるし、うっかりチューブを踏んづけることもないし、オイルビンを倒して大惨事になる頻度も激減した。単なる杞憂でしたね。

この収納棚のおかげで色の重複購入もなく、どの色が不足していて何の色をよく使うのか、自分の色彩選別の癖も見えてきた。制作そのものではないにせよ、自身の作品スタイル的にとても重要な点の解像度が上がったと思う。

はたしてこの整ったアトリエ空間がいつまで維持できるのか。見ものです。


収納の極意をやっと理解した一日だった。




 
 
 

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